VercelDeployer
VercelDeployer
クラスは、スタンドアロンのMastraアプリケーションのVercelへのデプロイを処理します。設定、デプロイを管理し、Vercel固有の機能でベースのDeployerクラスを拡張します。
インストール
npm install @mastra/deployer-vercel@latest
使用例
import { Mastra } from "@mastra/core/mastra";
import { VercelDeployer } from "@mastra/deployer-vercel";
export const mastra = new Mastra({
// ...
deployer: new VercelDeployer()
});
利用可能なすべての設定オプションについては、VercelDeployer APIリファレンスを参照してください。
継続的インテグレーション
MastraプロジェクトのGitリポジトリをVercelに接続した後、プロジェクト設定を更新します。Vercelダッシュボードで、Settings > Build and Deploymentに移動し、Framework settingsの下で以下を設定します:
- Build command:
npm run build
(オプション)
環境変数
初回デプロイメントの前に、アプリケーションで使用される環境変数を必ず追加してください。例えば、LLMとしてOpenAIを使用している場合、Vercelプロジェクト設定でOPENAI_API_KEY
を設定する必要があります。
詳細についてはEnvironment variables を参照してください。
これで、GitHubリポジトリの設定されたブランチにプッシュするたびに自動デプロイメントが実行されるようにプロジェクトが設定されました。
手動デプロイ
Vercel CLI を使用した手動デプロイも可能です。Vercel CLIをインストールした後、プロジェクトルートから以下のコマンドを実行してアプリケーションをデプロイします。
npm run build && vercel --prod --prebuilt --archive=tgz
プロジェクトルートから
vercel dev
を実行して、Mastraアプリケーションをローカルでテストすることもできます。
ビルド出力
VercelDeployer
を使用したMastraアプリケーションのビルド出力には、プロジェクト内のすべてのエージェント、ツール、ワークフローと、Vercel上でアプリケーションを実行するために必要なMastra固有のファイルが含まれます。
- index.mjs
- config.json
- package.json
VercelDeployer
は、.vercel/output
内に以下の設定を含むconfig.json
設定ファイルを自動的に生成します:
{
"version": 3,
"routes": [
{
"src": "/(.*)",
"dest": "/"
}
]
}